坂入健司郎(指揮)
1988年5月12日生まれ、神奈川県川崎市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。これまでに指揮法を井上道義、小林研一郎、三河正典、山本七雄各氏に、チェロを望月直哉氏に師事。また、ウラディーミル・フェドセーエフ氏、井上喜惟氏と親交が深く、指揮のアドバイスを受けている。
13歳ではじめて指揮台に立ち、2008年より東京ユヴェントス・フィルハーモニーを結成。これまで、J.デームス氏、G.プーレ氏、舘野泉氏など世界的なソリストとの共演や、数多くの日本初演・世界初演の指揮を手がける。15年、マーラー交響曲第2番「復活」を指揮し好評を博したことを機に、かわさき産業親善大使に就任。同年5月には、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演を果たし、MOSTLY CLASSIC誌「注目の気鋭指揮者」にも推挙された。16年、新鋭のプロフェッショナルオーケストラ・川崎室内管弦楽団の音楽監督に就任。その活動は、朝日新聞「旬」にて紹介された。18年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に初客演しオルフ「カルミナ・ブラーナ」を指揮、成功を収め、マレーシア国立芸術文化遺産大学に客演するなど海外での指揮活動も行なった。20年、日本コロムビアの新レーベルOpus Oneよりシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」をリリース。
21年6月の大阪響に客演、さらに8月の名古屋フィルとの共演(東京オペラシティ)は記憶に残る熱演となり、話題を集めた。同年、大阪フィルとも共演を果たした。22年以降にも読響、日本フィル、新日本フィル、神奈川フィル、仙台フィル、群響、名古屋フィル、セントラル愛知響、愛知室内、京都市響、九響などと共演。23年5月にはタクティカートオーケストラとともにラフマニノフ「交響的舞曲」をリリース(日本コロムビア)し、レコード芸術誌の特選盤に選出された。